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卒業生への祝辞 学報「号外」を発行しました | ニュース | 大学概要 | 福山大学

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Academic year: 2018

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福山大学 学報 Vol.155

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 皆さん,ご卒業おめでとうございます。在学中にはたくさ んのことを学び,経験し,多くの人間関係を築かれたことと 思います。それらを糧として,社会に出た皆さんが大きく花 開かれることを,こころから期待しています。そして,ご臨席 いただいておりますご家族の皆様,本日は誠におめでとうご ざいます。ご家族の皆様の長きにわたる物心両面でのご支 援に,教職員一同,こころから感謝申し上げるとともに,こ うして若さと知力にあふれる若者700人余りを新たに世に送 り出すことができることを,こころから喜び,誇りに思います。  卒業生の皆さんは,4年間あるいは6年間勉学を続け, 本日卒業式を迎えることができたわけですが,それを誇りに 思うと同時に,今日までの皆さんの勉学や生活を支えてくだ さった家族や仲間,そして社会の人々に感謝の気持ちを忘れ ないようにしましょう。これからは皆さんが社会に出て,支え る側になります。1975年に開学した福山大学は,皆さん を含めてこれまでに約34,000人の卒業生を送り出してき ました。その中からは,すでに備後地域を中心に全国の様々 な地域で,リーダーや中核となって社会を担う人材が輩出し ており,そこに皆さんも仲間入りすることになるのです。卒業 生は本学の宝であると同時に,社会は皆さんに大きな大きな 期待を寄せています。

 さて,皆さんへの入学式告辞で,私はこのように述べてい ます。「皆さんは一人ひとり,夢を持ってこの大学に入学され たことと思います。夢はいつか覚めます。覚めないようにする には,夢を具体的な目標にする必要があります。そして,目 標達成のための手段を考え,計画を立て,試行錯誤を重ね ながら実行していく必要があります。大学での学びを丸ごと, この目標実現のためのアクティブ・ラーニングにしましょう」と。 皆さん,いかがですか。きっと夢は,そのままの形では実現 されていないでしょう。でも,入学時には思いもよらなかっ た多くの人との出会いがあり,そしてそれらに支えられながら, 同時にあなたも他の人を支えながら,多くのことを成し遂げて きたことと思います。そうして得たものを糧として,皆さんは 今まさに,有為で貴重な社会の担い手として社会に出て行く のです。

 しかし,その社会は現在,なかなか難しい問題をたくさ ん抱えています。国際的に見れば,民主主義の根底にある べき寛容の精神が失われる方向にあるのではないかと危惧さ れ,あちこちで国と国,地域と地域の欲望がぶつかり合い,

人々の分断が起こっています。また,幾何級数的に進歩する コンピュータ技術も人々に多様で多大な恩恵をもたらす一方 で,将来の人間の仕事のありようへの不安も生み出し,さら にコンピュータウイルスやサイバーテロといった,新たなそし て強大な脅威を人工的にもたらしてもいます。このグローバ ル社会においては,これらと無関係に日本の国が成り立つこ とも,私たち一人ひとりが社会人として生活することも不可能 です。そして,さらに我が国は,少子超高齢化,人口減少 の下でどのような持続可能な社会をどのように作っていくのか という,これまで経験したことのない,外国にも解決のモデ ルのない,新しいタイプの難問を突きつけられています。  皆さんがこれから支え作っていく社会は,このようになか なか先の見通しのつきにくいものであり,また困難の予想さ れるものではありますが,それだけに皆さんが大学時代に学 んで身につけた知識,技能,態度,それらを総合して発揮 する人間力への期待も大きいのです。皆さんと同世代の若者 の内,大学で学ぶ機会を得た者は半数しかいないのです。  さて,福山大学の建学の精神は「地域社会に広く開かれ た大学として,学問のみに偏重するのではなく,真理を愛 し,道理を実践する知行合一の教育によって,人間性を尊 重し,調和的な人格陶冶を目指す全人教育」です。その理 念に沿って,皆さんは在学中に専門的な知識や技能はもちろ ん,情報リテラシーや語学力のような現代的教養も身につけ ました。また,課題発見力,課題解決力,感情統制力,コミュ ニケーション力,プレゼンテーション力といった汎用性のあ る力も身につけました。さらに,責任感,協調性,倫理観と いうような態度も身につけたことと思います。特に,最後の 態度については,基礎的な力あるいは汎用性のある力を人間 力として社会に生かすときに,今後ますます重要になるでしょ う。

 大学教育の成果として今,皆さんが手にしているこのよう な様々な能力と態度に支えられた自信と希望を心の糧として, 社会に出てもそれぞれの場所で核となる人材となり,向かって くる困難に打ち勝って,その地域を支え,そこから世界に発 信し,ローカルにもグローバルにも活躍していただければと, 心から期待しています。

 では,皆さんのこれからのご活躍を願って,もう一度 「ご 卒業おめでとうございます」 と述べ,式辞を終わりとします。 平成30年3月20日

本学の学びを糧に,

未知の社会に道を切り開く!

平成29年度 学位記授与式 学長式辞

学長

松田 文子

 皆さん,ご卒業おめでとうございます。在学中にはたくさ んのことを学び,経験し,多くの人間関係を築かれたことと 思います。それらを糧として,社会に出た皆さんが大きく花 開かれることを,こころから期待しています。そして,ご臨席 いただいておりますご家族の皆様,本日は誠におめでとうご ざいます。ご家族の皆様の長きにわたる物心両面でのご支 援に,教職員一同,こころから感謝申し上げるとともに,こ うして若さと知力にあふれる若者約650人を新たに世に送り 出すことができることを,こころから喜び,誇りに思います。  卒業生の皆さんは,4年間あるいは6年間勉学を続け, 本日卒業式を迎えることができたわけですが,それを誇りに 思うと同時に,今日までの皆さんの勉学や生活を支えてくだ さった家族や仲間,そして社会の人々に感謝の気持ちを忘れ ないようにしましょう。これからは皆さんが社会に出て,支え る側になります。1975年に開学した福山大学は,皆さん を含めてこれまでに約35,000人の卒業生を送り出してき ました。その中からは,すでに備後地域を中心に全国の様々 な地域で,リーダーや中核となって社会を担う人材が輩出し ており,そこに皆さんも仲間入りすることになるのです。卒業 生は本学の宝であると同時に,社会は皆さんに大きな大きな 期待を寄せています。

 さて,皆さんへの入学式告辞で,私はこのように述べてい ます。「皆さんは一人ひとり,夢を持ってこの大学に入学され たことと思います。夢はいつか覚めます。覚めないようにする には,夢を具体的な目標にする必要があります。そして,目 標達成のための手段を考え,計画を立て,試行錯誤を重ね ながら実行していく必要があります。大学での学びを丸ごと, この目標実現のためのアクティブ・ラーニングにしましょう」と。 皆さん,いかがですか。きっと夢は,そのままの形では実現 されていないでしょう。でも,入学時には思いもよらなかっ た多くの人との出会いがあり,そしてそれらに支えられながら, 同時にあなたも他の人を支えながら,多くのことを成し遂げて きたことと思います。そうして得たものを糧として,皆さんは 今まさに,有為で貴重な社会の担い手として社会に出て行く のです。

 しかし,その社会は現在,なかなか難しい問題をたくさ ん抱えています。国際的に見れば,民主主義の根底にある べき寛容の精神が失われる方向にあるのではないかと危惧さ れ,あちこちで国と国,地域と地域の欲望がぶつかり合い,

人々の分断が起こっています。また,幾何級数的に進歩する コンピュータ技術も人々に多様で多大な恩恵をもたらす一方 で,将来の人間の仕事のありようへの不安も生み出し,さら にコンピュータウイルスやサイバーテロといった,新たなそし て強大な脅威を人工的にもたらしてもいます。このグローバ ル社会においては,これらと無関係に日本の国が成り立つこ とも,私たち一人ひとりが社会人として生活することも不可能 です。そして,さらに我が国は,少子超高齢化,人口減少 の下でどのような持続可能な社会をどのように作っていくのか という,これまで経験したことのない,外国にも解決のモデ ルのない,新しいタイプの難問を突きつけられています。  皆さんがこれから支え作っていく社会は,このようになか なか先の見通しのつきにくいものであり,また困難の予想さ れるものではありますが,それだけに皆さんが大学時代に学 んで身につけた知識,技能,態度,それらを総合して発揮 する人間力への期待も大きいのです。皆さんと同世代の若者 の内,大学で学ぶ機会を得た者は半数しかいないのです。  さて,福山大学の建学の精神は「地域社会に広く開かれ た大学として,学問のみに偏重するのではなく,真理を愛 し,道理を実践する知行合一の教育によって,人間性を尊 重し,調和的な人格陶冶を目指す全人教育」です。その理 念に沿って,皆さんは在学中に専門的な知識や技能はもちろ ん,情報リテラシーや語学力のような現代的教養も身につけ ました。また,課題発見力,課題解決力,感情統制力,コミュ ニケーション力,プレゼンテーション力といった汎用性のあ る力も身につけました。さらに,責任感,協調性,倫理観と いうような態度も身につけたことと思います。特に,最後の 態度については,基礎的な力あるいは汎用性のある力を人間 力として社会に生かすときに,今後ますます重要になるでしょ う。

 大学教育の成果として今,皆さんが手にしているこのよう な様々な能力と態度に支えられた自信と希望を心の糧として, 社会に出てもそれぞれの場所で核となる人材となり,向かって くる困難に打ち勝って,その地域を支え,そこから世界に発 信し,ローカルにもグローバルにも活躍していただければと, 心から期待しています。

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